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#111.妊娠(14)

私は、看護婦さんの話を受けて、

再びアイツに、自分の気持ちを話しましたが、

結果は予想通り、首を縦には振ってくれませんでした。

私も、もう疲れきっていましたし、

そんなアイツは見たくありませんでした。

後日、まだ婦人科へ行きました。

順番になり、個室へ呼ばれ、看護婦さんに

「どうする事にしましたか?」

と聞かれました。

真緒「・・・やっぱり、産めません・・・」

「・・・・・そうですか」

それ以上は、何も言いませんでした。

産まない、と言っている人を、

いくら本人が明らかに不本意で言っているのが

分かったとしても、

説得して帰した事でさえ、

本当はしてはいけない事だったのかもしれません。

プライベートの問題ですから・・・

そして、待合室でしばらく待ちました。

また、名前を呼ばれます。

今度は、先生の待つ診察室へ、、、、、、。

先生「・・・・・大丈夫ですか?」

「はい・・・・・。」

そこからは、先生も、看護婦さんも、

感情はなく、ただ、

事務仕事を淡々とこなすかのような

雰囲気すら感じました。

それは、すでに、私が感情を押し殺していたから

そう感じたのか・・・・

いや、すでに感情は失っていたのか・・・・

もしくは、

先生たちがやるせない思いでいたのか・・・・

「では・・・早い方がいいので・・・・」

カレンダーを見つめます。

「・・・・来週の月曜日に、手術はいかがでしょう」

その日は、金曜日でした・・・。

「はい・・・・・」

月曜日、か・・・・・

「では、土日挟んでしまいますので、

今日、これから子宮の入り口に管を入れますね。

これは、理由は先日言いましたね。」

「・・・・・はい」

「それでは、隣の内診室へ入って、下を脱いで、

椅子に座って待っていてください。」

「・・・・・はい・・・」

         つづく

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コメント

看護婦サンはいい人でしたね。なんだか切ないです★アイツ君本当に最近です★

投稿: サラダ | 2008.05.12 23:22

俺だったら、絶対にアイツくんを許しませんよ。
真緒さんばっか傷つくのはおかしいですよ。

投稿: リアル★ | 2008.05.13 22:37

>サラダさん
看護婦さんに、話を聞いてもらえただけで、私の気持ちが少し楽?になったので・・・。
存在はありがたかったですね。

>リアル★さん
私も、一生許す気にはなれないですよ。
この後、もっと後に起こる事件によって、そう思ったんですけど・・・。

投稿: maomano | 2008.05.13 23:06

実は私も経験が・・・
思い出したら、切なくなったよ(T-T)

投稿: プリ子 | 2008.05.16 20:27

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